2009年07月08日

春画を読む 口説きの四十八手

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『口説きの四十八手』 白倉敬彦著

「草食系男子」と「肉食系女子」、そんな言葉が流行っているが、江戸時代もこの風潮に近くて、「口説く」ことについては、女性のほうが積極的だったという。
そんな時代に出版された「男のための口説きのマニュアル本」が、本書で読み解いた『新撰 好色いと柳』。どこまで本当なのか、記されているのは〈在原業平秘伝〉の手管で、それに、江戸初期の浮世絵師・菱川師宣が絵を付けて刊行したというものである。
奉公人から後家さん、さらには比丘尼まで。また、ご近所から遊廓までと、さまざまな身分や職業の女性を口説き落とすための四十八の手管が記されている。
手管の解説が、「必ずいけるぞ」「必ずうかうかのってくるものだ」「落ちる也」「思うままになるものである」などなど、自信たっぷりに書かれているところに、軽妙に入る著者の“突っ込み”がなんともいえない可笑しみを醸し出している。

序 巧みに、そして盛んに

心を見極める
1.縁心見【ゑんのこゝろみ】
2.縁玉章【ゑんのたまづさ】
3.思つかし【おもひつかし】
4.心底探【しんていさぐり】
5.逢夜問答【あふよのとひこたへ】
6.濡云懸【ぬれのいひかけ】

職探しで口説く
7.屋敷女【やしきおんな】
8.浪人女【らうにんおんな】
9.奉公こかし【ほうかうこかし】
10.同鉢払【おなじくはちはらい】
11.媒こかし【なかだちこかし】

賢い女を口説く
12.賢女落【けんぢよおとし】
13.賢人振【けんじんぶり】
14.打返【うちがへし】

江戸のナンパ術
15.見懸釣物【みかゝりのつりもの】
16.所知釣物【しよちのつりもの】
17.見物場【けんぶつば】
18.同供はじき【おなじくともはじき】
19.手段媒【てだてのなかだち】

尼さんをころばす
20.比丘尼ころばし【びくにころばし】
21.談議こかし【だんぎこかし】

後家さんを誘う
22.愛子の導【あひしのみちびき】
23.道行こかし【だうぎやうこかし】

小宿へ導いて
24.ふちの駒付【ふちのこまづけ】
25.あいやどり
26.同差合こかし【おなじくさしあいこかし】

身近な女を手懐ける
27.御物師おとし【おものしおとし】
28.御乳こかし【おちこかし】
29.愛子縁【あひしのゑん】
30.年季こかし【ねんきこかし】
31.娘の駒付【むすめのこまづけ】

遊女を相手に
32.挨拶床【あいさつのとこ】
33.全盛水上【ぜんせいのみなかみ】
34.格子懸【かうしがゝり】
35.格子横【かうしのよこ】
36.上気戯【うはきのたはぶれ】
37.素茶横【さんちやよこ】
38.局返【つぼねがへし】
39.禿落【かぶろおとし】
40.山茶少女【さんちやのしやうぢよ】
41.茶屋女【ちややおんな】

妾を口説く
42.手懸物【てかけもの】
43.預物【あづけもの】
44.隠物【かくしもの】

口説きの愉しみ
45.手段のよばひ【てだてのよばひ】
46.誠のじやれ【まことのじやれ】
47.空斟酌【そらじんしやく】
48.縁辺こかし【ゑんぺんこかし】

跋文 手管に洩るはあらじ

posted by 無門 at 23:40| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
〜江戸検“今年のお題”を歩く〜
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